ホームページ制作をフリーランスに依頼する際は実務経験有無を確認するべき理由

目次

    なぜ、実務経験有無の確認が必要?

    ホームページ制作をフリーランスに依頼する際、価格やデザインスキルに注目しがちですが、実は担当者の実務経験の有無がプロジェクトの成功に大きく影響します。
    この記事では、フリーランスにホームページ制作を依頼する際、なぜ実務経験の有無を確認する必要があるのか、その理由を詳しく解説します。

    私は名古屋で制作会社に勤めながら、フリーランスとしても活動しており、これまで100件以上のホームページ制作プロジェクトに携わってきました。そうした経験を踏まえ、ホームページ制作を検討している方にとって有益な情報をお届けできればと考えております。

    フリーランスのホームページ制作者の特徴

    フリーランスとして活動している方には、大きく分けて2つのタイプがあります。

    1つ目は、制作会社での経験を経てフリーランスに転向したタイプ。
    2つ目は、最近流行しているWEBスクールを卒業し、そのままフリーランスとして活動しているタイプです。

    同じフリーランスでも、提供価格にそれほど差がない場合がありますが、実際にはこの2つのタイプには大きな違いがあります。この違いをしっかりと見極めないと、ホームページ制作において思わぬ苦労をする可能性があります。

    1.制作会社の経験を経て独立してフリーランスへ転向

    私が推奨するのは、制作会社での経験を経てフリーランスに転向したタイプです。
    特に、制作会社での経験が最低でも3年以上ある方をおすすめします。

    その理由は、多くの制作プロジェクトに携わり、さまざまな経験とノウハウを積んでいるからです。
    単に制作を行うだけでなく、クライアントの要望をしっかりと汲み取り、最適な提案をしてくれるでしょう。

    この記事をご覧の方ならお分かりかと思いますが、経験なくして成長はありません。
    制作会社での経験がある方は、多くの成功と失敗を繰り返しながら、スキルを磨いてきているはずです。

    2.スクール卒業・独学でフリーランスへ転向

    最近では、スクールや独学で一定のスキルを身につけた業界未経験者が、フリーランスとして活動するケースが増えています。実績を作るために、低価格で仕事を引き受けているのも現実です。

    さらに、クラウドワークスのように簡単に仕事を受発注できるプラットフォームの存在により、フリーランスとしてすぐに仕事を獲得できるチャンスも広がっています。

    これ自体は決して悪いことではありません。
    しかし、仕事を依頼する側には、こうした背景を理解した上で発注してほしいと考えています。

    ホームページ制作での実務経験の重要性について

    ホームページ制作における実務経験の重要性について説明します。
    表面的にはクオリティの違いが分かりにくいと感じる方も多いかもしれません。
    しかし、制作過程やホームページの使いやすさ、SEO対策など、さまざまなチェックポイントが存在します。
    これらの要件をしっかりと満たしたホームページを納品してもらいたいと考えています。

    1.経験を基に、お客様の要望に応じた具体的な提案ができる

    実務経験がある方は、やはり経験の深さが違います。
    これまでの経験から得たノウハウをもとに、あなたにとって最適な提案をしてくれるでしょう。
    また、幅広い業種に携わっている制作会社が多いため、あなたの業種に対する理解も深い可能性があります。

    どのようなコンテンツが最適か、どの運用方法が最も効果的かといった提案を、あなたの目的に沿って行ってくれるはずです。

    同じ費用を支払うなら、プロの提案をしてくれる担当者と、ただお客様の要望を形にするだけの担当者、どちらを選びますか?もちろん、前者を選ぶはずです。

    質の高いフリーランスの条件として、担当者からの提案があるかどうかを判断基準にしても良いくらいです。
    それは、実務経験から得られたノウハウによって可能となるものです。

    だからこそ、実務経験の有無を確認することが大切だと考えます。

    2.経験に基づいた、先回りの対応ができる

    仕事をスムーズに進めるためには、先回りの対応が非常に重要だと感じます。

    例えば、お客様にデザイン案の確認をお願いする際、修正依頼をどのように行えばよいか、お客様は迷うことがあるでしょう。メールで修正依頼をまとめるのは一苦労ですし、紙に起こすのも効率が悪いと感じるかもしれません。

    ただ「こちらからお願いします」とメールを送るだけでは、お客様は戸惑ってしまいます。そこで、先回りの対応が必要となります。

    修正指示の方法をまとめた修正指示シートを作成し、提供することで、お客様の満足度は大きく変わるでしょう。
    このような先回りの対応は、経験を基に養われるものだと考えています。

    実際に聞いたことがある失敗エピソード

    WEB業界に携わっている中で、お客様や同業者から「こんなことがあった」といった話をよく聞くことがあります。
    今回は、その中からいくつかのエピソードをご紹介いたします。

    1.イメージと違うデザインが提出される

    「イメージと違うデザインが提出される」というのは、フリーランスに限らずよくあることです。

    あるお客様は、フリーランスの方にホームページ制作を依頼しました。
    制作実績をもとに依頼した際、その実績とクオリティが乖離しているものが仕上がったそうです。

    明らかになったのは、制作実績として提示されていたのが、スクール在学中に制作したサイトだったということです。つまり、スクールでのサポートを受けながら制作したサイトを、自分の実績として扱っていたのです。

    確かに、自分で制作したことは事実ですが、スクールの補助があったため、自分の力だけで制作したものとは言えないのではないでしょうか。このため、イメージと異なるデザインが仕上がってくるのも無理はありません。

    2.意図が伝わらずストレスを負う

    ホームページ制作を依頼する方は、全員が具体的に自分の要望を上手く伝えられるわけではありません。

    依頼者は、自分が思っていることが担当者にうまく伝わらず、何度も同じ修正が繰り返されることがあるようです。
    本業もある中でのやり取りのため、同じやり取りがストレスになり、結局依頼自体をキャンセルしてしまったそうです。もちろん、それまでの制作費用は依頼者が負担することになります。

    依頼者は、時間とお金を無駄に使ってしまったと言えます。

    まとめ:フリーランスを見極める際は実務経験有無の確認を

    一概に実務経験がある人がいい、ない人がだめ!と言うわけではありませんが
    成功率を上げるためには実務経験の有無が大きな鍵になってくると私は考えます。

    同じ費用を払うのであれば、良いものを作ってもらいたいそんな願いでこの記事を書きました。
    見てる人の少しでもお役に立てれば幸いです。

    HIROAKI

    FEELFREEは、制作会社で5年間の経験があり、これまでに100件以上のWEB制作プロジェクトに携わってまいりました。ホームページ制作でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

    WEBアドバイザー

    ホームページお役立ち人

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    名古屋のWEB制作会社でWEBディレクターとして活動。 これまでに中小企業様のホームページ制作プロジェクトに100件以上携わる。 幅広い経験を活かし、最適なホームページを提案・制作が可能。

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